ボランティアいったった

岩手県陸前高田、米崎なるところで奉仕してきました。
海のすぐ近く。


被災地の映像は、見ようと思わなくても何度も何度もみましたが、実際目の当たりにすると、ショックで言葉も出ませんでした。
泥や瓦礫まみれの状態からは何歩も進んでるんでしょうが、何もないんだもの。文字通り。
あるものと言えば家の基礎と思しきものがそこらじゅうにあるくらい。たまにひしゃげた車や電柱。

農耕具を振り回すぜ

ボランティアの依頼主は個人で、まだ仮設住宅にいて住むあても決まっていないそうです。
でも、もともと住んでたこの土地に住めるわけでもないから、せめて綺麗にしようじゃありませんかということで、花畑や芝生を作ろうというプロジェクトの手伝いをしてくれとのことでした。


実際やったことは、デザイナーが描いた図面に従って、花やら芝生が植えられるように、土を耕す作業でした。
スコップや鍬の使い方ままならぬ都会人共でしたが、現地の方に教えてもらいながら、頑張って耕しました。

土が異様に固い場所が多くて大変でした。大きい石が凄く多いのではかどらず、中には屋根瓦だったり電源コードだったり、陶器や錆まみれの包丁だったり…が出てきて、体力と気力を奪われたり…
参加者は50人ほどでしたが、三者三様十人十色、複雑に思う所があったようです。


まぁ色々ありましたが、行って良かったなと思います。
肉体労働していい汗かいて、あまり美味しくないはずのココンビニおにぎりがとびきり美味かったりして喜びを感じたり(←)とかしましたが、
何より現地の空気と人と触れ合えたのが一番得るものが大きかったのかなと思います。


あの自然災害に対しては、一人ひとりのボランティアの小さな力が集まってもなお小さいままですが、それでもちょっとずつ、色んな形で日本が再生して行けばいいなと思う筋肉痛が酷くて体が動かない朝でした。


マジで農耕作業は大変っす。