あなたの仕事はナンデスカ?

と聞かれてmy jobをアンサーすると大抵


「・・?」か
「えー!すごいじゃん!」


のどちらかにおさまります。
前者なのはまだまだこの資格が出来てからの年月は浅いし、
業務自体もまだグレーな部分があるせいからかもしれません。
医龍かなんかであれだけ出てきても知名度は大したことはなし。だいぶマシになったとは思うけど。



後者にしても実際すごいのかどうか自分でもよくわかりません。
ていうか多分すごくもなんともありません。


こんなこというと本当に頑張って取れなかった人に対して非常に申し訳ないのですが、
この資格を用いた仕事に就くのならともかくとして、
資格を取るだけだったらよほど暗記が苦手な人でもない限りは簡単に取れます。いやマジで。


その資格は医療職としては異色の医学+工学の分野を究める学問です。
これ文字通り「医学+工学の分野を究め」られれば本当に凄いことになるんですが、
資格を取るだけなら医学は暗記、工学はパターン化と、
極論すれば一切の理解をしなくても取れる浅い学問です。内容も薄いし。



どれだけ過程を頑張っても結果として与えられるものは同一であるからして、
その資格を取った程度ではすごくもなんともないというわけです。
そしてその資格で働いてそろそろ4ヶ月になる私も全然大したこと無いというわけなのです。


私達の資格は経営にとってはなにも利潤を生み出さず、寧ろ持っていかれる方のものです。
穿った言い方をすれば、安全を金で買っているわけです。
まぁ長期的にみれば、なにかあったときは損害賠償だのなんだので億の金が動くからいいのかもしれませんが。




これまで散々な言いっぷりでしたが、凄い人は本当に凄いです。
テクノロジーの進歩により、医療の提供に機械の存在は欠かせないものになったわけですが、
機械が高度になればなるほど、それを扱う人に要求されるものも高度になっていきます。


この機械たちは現段階では自分だけでは何も出来ない木偶ですから、当然人が操作することになります。
その人は機械がどのような動作をするかだけでなく、
その機械が患者にどのような影響を及ぼすか、
その影響によって引き起こされる影響によって以下略までを理解しなければなりません。指示待ち人でなければ。
国試で問われるレベルのものは現場ではクソの役にも立たない程度の知識ですが、
現場ではとても奥の深い高等な知識を要求されるようです。
…その現場の知識とやらもクソの役にも立たない程度の知識がなければすんなり修得できないのは事実ですが。
研修もない職種なのに国試のレベルがあの程度ってのもどうかとおもうけどなぁ。



閑話休題
そしてそれを極めた人たちは他のスタッフから全幅の信頼をよせられます。
二人ほどしってますが、生命維持管理装置が絡む医療においては医師より強いです。
絡まなくても医師達のご意見番になっています。




結局思いついたことつらつら連ねて話の筋が見えなくなってますが、
酷い言い方をすれば、結構あたりはずれの大きい職種ともいえましょうか。


私自身の性質上、この仕事って本当に向いてないと思うんですが、
下手の横好きでどこまで喰らいついていけるか、どこまで上り詰めていけるか、
一つ試してみようと思います。


−結論
がんばる。4文字。